肩こりについて
もし人間の頭の重さが1kgぐらいなら、おそらく肩こりや頭痛になる人はいないでしょう。
私たちの仕事も暇になるかもしれませんね。実際に肩こりの方が「頭を取りたい、外したい」とおっしゃるのをしばしば耳にします。
肩こりの方はすでにご存知かもしれませんが頭や腕は結構重いのですよ。もちろん個人差がありますが頭は約5kg、腕は約2~5kgあると言われています。
私たちはそんな重いものを首の上に乗っけたり、両肩にぶら下げたりしているわけです。それを思えばむしろ肩はこって当然のような気もしますが、こらない人もたくさんいますよね?(ちなみに私はこりませんよ。)
例えばこう考えてみて下さい。私たちは首で「頭」という5kgの荷物を、両肩で「腕」という2~5kgの荷物を常に持っていると。そう考えれば肩がこらない人は荷物の持ち方がうまいが、こる人はそうではない、と言えるかもしれません。
姿勢は悪くなって当たり前?
姿勢が悪くなるのはある意味では自然なことだと私は思います。
首は頭の後ろに付いてますから、当然頭は前のほうが重いですよね? 腕も体の真横ではなく前に向かって付いてます。
腕が付いている肩甲骨の角度がそうなってますから。
頭や腕は前にいけばいくほど重力に引かれて重くなります。
そうなると背中は丸くなりますし、首や肩の筋肉は頑張って重くなった頭や腕を支えなければならなくなる訳です。
ではこの荷物を省エネで持ち続けるにはどうすればいいのでしょう?
頭を上手く支える
- 5kgの荷物を首だけで支えるのは大変です。頭は背中で支えるイメージを持ちましょう。
- コントロールすべきは首の角度以前にまず背中の角度です
- 頭を上手く首の上に乗せられれば、首や肩の筋肉も余計な活動をしなくてもすみます
腕は体の真横に
- 腕は肩甲骨に付いていますが、肩甲骨自体は筋肉で体にぶら下がっているような構造をしています。
- 腕が前にいくと肩甲骨は背骨の中心から離れていきますが、この環境は肩甲骨を体に貼り付かせて安定させている筋肉を弱くしてしまいます。
- そうなると、本来肩甲骨を安定させる役割ではない首や肩の他の筋肉が、肩甲骨をぶら下げ続けるために余分に頑張らなくてはならなくなります。
- は体の真横に置くことを意識しましょう。
治療への道筋は?
カイロプラクティック=矯正というイメージがあるかもしれませんが、筋肉や筋膜のバランスも整えます。軟部組織はとても重要です。
- 背中はもちろん全体的な骨格のバランスも整えます。
- 長期間ストレスにさらされた筋肉や筋膜は、線維化や癒着など細胞レベルで問題を生じていることもあります。その部分的はその部分で改善させる必要があります。
- これは肩こりに限りませんが、ストレスやあなたの回復力を上回る仕事量、睡眠時間や栄養状態も大きな要因になります。体を大切にしましょう。
- もちろん日々のストレッチも大切です。
姿勢はいいはずなのに首や肩がしんどい、または頭痛もあるというあなたはストレートタイプ、ストレートネックを調べてみてください。
tel:0667927531 お気軽にお電話下さい。
大阪市平野区のカイロプラクティック・ブリーズ
東住吉区や生野区、松原市や八尾市からもお越し頂いています。