腰痛について

腰痛を主訴にカイロプラクティック院を訪れる方はたくさんいらっしゃいますが、ひと言に腰痛といっても原因は様々です。実際には腰ではなく骨盤の関節(仙腸関節)から痛みを生じているケースも珍しくありません。腰の下の方が痛むという方、特に出産後から腰痛が始まったという方は症状別の骨盤のゆがみも調べてみて下さい。

腰痛の治療においては単に腰だけを診ていては、なかなか効果は上がらないでしょう。腰は体の真ん中にありますから、上下のバランスやねじれ、歪みにも注意を払う必要があります。

腰痛の原因となる組織

  • 腰の周囲の筋肉や靭帯
  • 椎間板
  • 神経
  • 腰の骨の関節(腰椎の椎間関節)
  • 骨盤の関節(仙腸関節)

これらはバラバラではなく、つながっています。つまり・・・・・

  • 腰にストレスのかかる状態が続けばまず筋肉や靭帯が被害を受けます。
  • それを通り越すと椎間板が劣化してきます。
  • 劣化した椎間板が後方に膨らんだり、はみ出したりして神経を圧迫すると腰だけでなく足にも症状がでます。
  • 劣化が進んだ椎間板が薄くなると腰の骨の関節にかかる負担が増大します。
  • そうなると今度は関節が劣化してきます。

このように、腰の問題は負の連鎖へとつながってしまう可能性があるのです。

腰は被害者

腰痛の方は「腰が悪い」という言い方をされます。
腰は上半身と下半身の間にありますよね?上からは押さえつけられ、下からは突き上げられるという、まさに中間管理職のような厳しい環境に置かれている訳です。(体のゆがみもチェックしてみて下さい)

常に上のゆがみと下のゆがみの間で何とかバランスを取ろうと、私たちの腰は人知れず頑張ってくれているのですよ。多く場合、本当の問題は腰を挟んでいる上下の構造のアンバランスにあります。

実際には腰は被害者なのです。

腰痛の原因となる骨格的要素

腰椎(腰の骨)は5個ありますが、横から見れば通常は前へカーブしています。もちろん前後から見れば真っ直ぐが理想ですよ。腰椎がこの本来あるべき姿から外れていく事で腰痛を生じるリスクが高まります。具体的な例を挙げれば・・・・

  • ”前へのカーブを妨げる要素”
  • 猫背(大きな胸椎の後弯)
  • 後ろに傾いた骨盤
  • 骨盤を後ろ傾かせる筋肉のバランス
  • ストレートタイプの背骨(姿勢はいいはずなのに肩こりや腰痛がある、または頭痛もするという方はストレートタイプ、ストレートネックも調べてみて下さい)
  • カーブを過度に強くする要素
  • 腰椎を左右にゆがめる要素
  • 肥満
  • 骨盤や股関節のゆがみ

 

治療への道筋は?

本当に「悪い」のは腰ではないと言いましたが、「自分は腰痛を持っている」と自覚するレベルにもなればもちろん腰にある様々な構造物自体にも問題は生じています。
その部分はその部分で改善させる必要があります。

しかし腰痛の根本的改善のためには、上にあげたような腰に迷惑をかけている要素も取り去ることが不可欠です。

常に全体をみるのがカイロプラクティック・ブリーズの考え方です。

  • 背中(胸椎)の矯正
  • 骨盤の矯正、骨盤をゆがめている筋群の調整
  • 腰椎の関節の正常な運動を取り戻す
  • 腰に負担をかけている体全体の筋肉や筋膜のアンバランスの改善

もちろん日常的な姿勢や座り方、体の使い方もとても大切ですよ。
例えばどうしても仕事で重い物を持ち上げねばならない方は、腰へのストレスを最小限にする「持ち上げ方」を身に付ける事も大切ですし、ドライバーの方などは座り方を工夫する必要もあるでしょう。他にも体が沈むような柔らかいベッド、布団やマットレスは腰には明らかによくありません。

※内臓に何らかの問題がある時に「腰の痛み」として感じる事もあります。その場合は基本的には姿勢や体勢による症状の変化がありません。もし夜中に痛む等の症状があれば良くないサインですので内科的検査を受けらた方がよいかもしれません。

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大阪市平野区のカイロプラクティック・ブリーズ

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