ここでは日常での作業姿勢に気を配る、または工夫する事の重要性をしばしば取り上げてきました。
特に座り仕事の方は、パソコン作業などでただでさえ体の様々な部位にストレスがかかります。
その上に「良くない座り方」が加われば、体にとってはストレス倍増です。
しかしどんなに良い座り方であっても、長時間座っていればどうしても消耗はしてきます。
そこでお勧めしたいのが「2パターン持つ」というスタイルです。
重力のストレスを最小限にとどめる座り方は存在しますが、同じ体勢でい続ける事自体が体にはストレスになります。
ゆえに2パターンを交互に使う、という方法がお勧めです。
座り方でいえば、まず一つ目は椅子の前の方に座って、机の縁にお腹を当てて、そこにもたれるという方法です。
この時、体は前に傾いても背筋は真っすぐに保つのがポイントです。
お腹と机の間に丸めたクッションを挟むとより簡単に出来ます。
もう一つの方法では、椅子の後ろに座って背もたれに背中を密着させます。
この時に背中は後ろに傾かないように、クッションを挟むなどして工夫しましょう。
そして真っすぐな背筋のまま、椅子を引いて机に出来るだけ近付けます。
どちらの場合も頭の位置が背中と離れないように気を付けましょう。
もちろん3パターン目も持っていれば、それに越した事はありません。
そうすることで同じ部位にストレスがかかり続ける事を緩和できます。
ぜひ試してみて下さい。