手のしびれは脳や血管の問題でも起こります。
その事は広く知られているようで、手のしびれが生じた時に不安を感じる方は多いようです。
ほとんどの場合はまず整形外科でレントゲン、さらにはMRIを撮られる方も珍しくありません。
それだけ原因が分からないと不安だという事でしょう。
ただ明らかに末梢神経由来の症状であるにも関わらず、様々な検査を受けさせられている方もたくさんおられます。
例えば手のひとさし指と親指だけがしびれる、あるいは小指のみしびれる、腕の外側だけしびれるといった具合にエリアが限定されている場合は末梢神経由来の症状です。
このようなケースでは様々な機器を使って検査するよりも、視診や触診をしなければなりません。
一方では両手がしびれる、全ての指がしびれる、手や腕の広範囲にしびれがある、という場合はしっかりと検査を受けた方がよいでしょう。
末梢神経由来の症状は徒手療法の適応です。
逆に整形外科では痛み止めの処置しかしてくれません。
悪化して手術の適応にならない限り、積極的な治療を行ってはくれません。
ぜひとも早い段階で徒手療法を試してみられる事をお勧めします。