今回は特にリスクがある歪みのパターンについて書いてみたいと思います。
体や背骨の歪みやねじれを持っている人はたくさんいます。
そのほとんどが自覚もありませんし、周りの人間にも気付かれていません。
実際にかなり歪んでいても気付かない、気付かれないケースが驚く程多いのです。
とは言え、歪みやねじれが必ず具体的な症状を引き起こす、という事もありません。
少々の歪みは多くの方が持っておられます。
背骨の歪みは分かりやすく言えば二つの側面があります。
まず体を正面、あるいは真後ろから見た時の、左右の歪み。
もう一つは体を横から見た時の前後の歪みです。
左右の歪みはひどくなると側弯症という病名が付きますが、ゆるやかな歪み、ねじれを持っている人はたくさんおられます。
このような方は脚の長さに左右差があり、腰や肩のラインも高さが違うことでしょう。
前後の歪みで最も一般的なのは、いわゆる「猫背」です。
背骨は通常S字型の湾曲を持っていますが、猫背は胸椎の湾曲が大きくなり過ぎた状態です。
もちろん背中だけでなく、頭の位置や骨盤の傾きも湾曲に影響します。
もったいぶらずに結論を言います。
危険な歪みのパターンとは、この二つの歪みを同時に持っている状態という事になります。
例えば椎間板ヘルニアを発症する方は、この複合的な歪みパターンを持っている確率がかなり高いのです。
左右の歪みに関しては自分でコントロールする事は難しいでしょうが、前後の問題に関してはそうでもありません。
頭の位置を意識すればよいのです。
最も重力のストレスを受けない位置に頭を置くのです。
実は正しい姿勢というのは、慣れてしまえばそんなに難しいものではありません。
独力では厳しいという方は、どうぞ私どもをご利用下さい。