みなさんはテニスをしていなくても「テニス肘」になる事があるのをご存じですか?
テニス肘は言わば俗称で、正確には上腕骨の「外側上顆炎」という言い方をします。
とは言え、この名称も実は正確ではありません。
炎症の「炎」が付いていますが、実際には炎症ではなく変性が原因となるからです。
まぁそれはさておきパソコンで仕事をされている方は、特に40代を越えるとテニス肘、つまり外側上顆炎になる事があります。
主に短橈側手根伸筋という筋肉の腱や筋腱移行部の変性が原因となりますが、パソコン仕事の方がこの筋肉を消耗するメカニズムはとても簡単です。
キーボードを叩く時に、手首や指を反らす状態になりますよね?
この動きの繰り返しが短橈側手根伸筋にとってはストレスになります。
とは言え、どうしても仕事でキーボードを叩かざるを得ないとい方もおられるでしょう。
そのような方はぜひ、できるだけ手首や指を反らなくてよい環境を作って下さい。
キーボードを出来るだけ薄いものに買い替える。
キーボードの手前に手首を乗せれる台のような物を置く。
あるいはキーボードを机の上でなく太ももの上に乗せるなど、工夫をして下さい。
とにかく手首の角度に気を付けて下さい。
大切なのは「反らさない」ことです。