体を動かす、使う事は健康に良いことです。
例えば四十肩、五十肩、正確には癒着性関節包炎と言いますが、この疾患は肉体労働の方よりもデスクワークの方のほうが罹患しやすい事が分かっています。
動かさない環境が肩の関節にとっては良いことではない、という事が分かります。
やはり動かす事は関節だけでなく、体の健全性を保つために有効な方法である事は間違いありません。
しかし一方では体にかかる負荷が大きすぎると、逆に消耗させてしまいます。
つまり「適度に」動かす、運動する、使う事が大切なのです。
ある特定の関節や軟部組織を使い過ぎれば「過用」となって、逆に老化、劣化を早めてしまいます。
先日テレビで、来日中のアーノルド・シュワルツェネッガーが都内を自転車でサイクリングしているというニュースを観ました。
ご本人曰く、今は膝がボロボロなので、トレーニング代わりに自転車に乗っているんだそうな。
昔は凄まじい肉体をしていましたが、やはり負荷を掛けすぎたんでしょうね。
他にも元スポーツ選手が、特に年齢を経てから体の不具合に悩まされるケースは珍しくありません。
私たちの肉体は若い時は問題や不具合があってもカバーしてくれますが、それでもダメージを忘れてはくれません。
しっかりと体に刻まれているのです。
歳を経るとそれが明らかになるわけです。
いやいや、運動は大嫌いなんですよ~・・・という方はどうですか?
ストレッチぐらいはされてみては?
だって生きている限りは出来るだけ良い体の状態でありたいでしょう?