筋肉は使えば使うほど鍛えられて強くなる、と思っている人が多いようです。
半分は当たってますが、半分は間違っています。
筋肉は負荷を与えた時に強くなるのではなく、負荷を受けた時の消耗から回復した時に強くなるのです。
つまり使うだけでなく休息が必要なのです。
極端な例を挙げれば、ボディビルダーも同じ部位のトレーニングは続けてはしません。
連日トレーニングをするとしても、上腕二頭筋を鍛えた翌日には、別の部位のトレーニングをします。
ちゃんと回復させる時間を設けている訳です。
もっと現実的な例を挙げれば、お仕事で特定の動きを繰り返す、または特定の筋肉に負荷がかかる、という方がおられるとしましょう。
その方が若い間は、少々無理をしても、おそらくは鍛えられるでしょう。
しかしやがて中高年を迎える頃には、その筋肉は消耗して力を失っている事でしょう。
もちろんその方の体質や体の強さなどにも依存しますが、酷使し続けるといつかは消耗による弱化が起こります。
特に特定の動きを繰り返すようなお仕事の方は、ぜひ気を付けて下さい。
お風呂に入っている時にストレッチをしたり筋肉をほぐすだけでも、長い目でみれば何もしないのと比べれば大きな差が出来ることでしょう。
筋肉はダメージから回復する時に強くなる、これは憶えておいて下さいね。