体に良かれと思って、テレビやネット、本で見た運動やストレッチをしていたら、逆に体に良くない影響が出てきた。
残念ながら現実にこのようなケースは存在します。
そのようなケースでは、その運動やストレッチ自体には多くの場合は罪はありませんが、今のあなたには合っていない、という事は言えるでしょう。
分かりやすい例を挙げてみましょう。
骨盤運動、骨盤ストレッチなるものが一時流行したことがありました。
その時期にはが主訴の女性の患者様がよく来られました。
話を伺うと、骨盤運動をやりだしてから痛くなってきたとの事。
ちなみにどんな運動ですかと?お聞きすると、腰をグルグル回すのだとか。
通常はこの程度の動きで腰を痛める方は多くはないでしょう。
しかし出産してまだ間もない方、または2度、3度と出産を経験されている方はこの運動で仙腸関節を痛める可能性があります。
仙腸関節を痛めると、自覚としては「腰の下の方を痛めた」と感じます。
不安定な仙腸関節をお持ちの方はこの運動をすべきではありません。
他にもヨガで痛めた、という方もいらっしゃいます。
体の柔軟性は持って生まれた要素もありますので、無理に曲げたり伸ばしたりすると体にはマイナスな事も起こりえます。
せっかく頑張ったのに体にマイナスの効果が出たりしたら悲劇ですよね。
みなさんもどうか気を付けて下さいね。