みなさんは頭痛を予防する方法があるのをご存知ですか?

こんにちは、大阪市平野区の整体院、カイロプラクティック・ブリーズの井上省二です。まず「カイロプラクティック」自体をご存じない方がほとんどだと思いますので簡単に説明をさせて下さいね。

カイロプラクティックは1895年にアメリカで生まれた徒手療法です。背骨や体のゆがみを正しい状態へと調整することで神経の流れを良好にし、体が本来持っている力を取り戻せるようにします。

ではさっそく結論を言いましょう。

頚椎を良い状態に戻して、それをキープする事ができれば、ほとんどの頭痛は予防することが可能です。

一般的には知られていないのが残念ですが、これは秘密でも何でもありません。カイロプラクターであれば誰もが知っている事なのですよ。

病院の検査では異常なし?

これは頭痛に限りませんが、病院であらゆる検査を受けて「異常なし」と診断された、という話は患者様ご自身からよくお聞きします。しかし病院にとっての「異常なし」と私たちカイロプラクターにとっての異常なし、は全く違うものです。

まず関節や軟部組織がどのような状態にあるのかは触らなければ分かりようがありません。実際に触ってみると経験上、頭痛をお持ちの方が健全な頚椎の感触であった事はありません。

頚椎は7個ありますが、それぞれに関節がありますから良好な状態であれば、例えば外側から圧を加えたりすると適度に可動域があります。

筋肉であれば通常はリラックスした状態では触ると柔らかいですし、その上を覆っている筋膜も健全な状態であれば皮膚の上からでも触ればよく動きます。

頭痛を主訴に来られる方はそれとは真逆の状態にあります。頚椎の関節には動きがなく、筋肉は硬く分厚く、筋膜は引き絞ったロープのように突っ張っています。

なぜ頚椎の問題が頭痛につながるの?

頚椎のコンディションと頭痛との因果関係については立場によって議論の余地がありますが、ここでは大まかに簡潔に説明してみましょう。

背骨は24個の骨が連なって出来ていますが、下から腰椎(5個)胸椎(12個)頚椎(7個)となります。

背骨の中には脊髄という脳の延長のような、大切な神経のかたまりがおさまっています。そして背骨の両脇からは脊髄から枝分かれした神経が体中に向かって伸びています。

理由が何であれ神経は物理的にストレスを受けると、その神経が支配している領域に様々な症状を呈します。

この「神経由来の症状」は体中いたるところで起こり得ますが、簡潔に言うと腰椎に問題があれば症状は足に出ます。

中、下部の頚椎や上部胸椎に問題があれば症状は腕や手に出ます。そして上部頚椎に問題があれば首から上に症状が出ますが、頭痛もその中に含まれます。

上部頚椎は脳に近く、中には脊髄の根っこが収まっているために、健全な状態から外れていくと頭痛以外にも様々な症状が出ることがあります。

なぜ頚椎に問題が起こるの?

頚椎は7個あります。第一頚椎は環椎、第二頚椎は軸椎と呼ばれますがその名の通り、軸椎にある軸に輪っかのような形の環椎がはまっているような構造になっています。脊柱の中ではひときわ特殊な構造になっていますが、この構造のおかげで私たちは180度とまではいかなくても、ぐるりと左右に振り向けるわけです。

環椎と軸椎はこの可動性と引き換えに安定性を犠牲にしていると言えます。つまりよく動く関節であるために、ゆがみも生じやすいのです。

カイロプラクティックのアプローチが有効な理由

脊柱の骨のゆがみ、関節の状態を触診して正しい位置や状態に戻していくのがそもそものカイロプラクターの仕事です。例えば環椎や軸椎があるべき位置から外れ、しかも関節も固まって動かなくなってしまったとイメージして下さい。

これは頚椎に限りませんが、関節の状態が良好でなくなった場所は周りの筋肉も二次的に硬くなってきます。この状態で例えば筋肉をゴリゴリ揉んだらどうでしょう?

一時的には筋肉はゆるむかもしれませんが、関節の状態にはおそらく変化はないでしょう。

筋緊張型頭痛の方は楽になるかもしれませんが、片頭痛の方はむしろ悪化する可能もあります。

カイロプラクティックの施術においては、基本的に関節を良好な状態に調整すれば周りの筋肉は勝手にゆるんでくれます。

この頭痛誘発危険エリアの関節の問題を指で感じる事ができ、ピンポイントでアプロ-チ出来る、それがカイロプラクティックのアプローチが有効な理由です。


私の院、カイロプラクティック・ブリーズは大阪市平野区にあります。お近くにお住まいの方はお越しいただければベストを尽くしますが、遠くにお住まいの方はお近くでぜひカイロプラクティック院を探していただければ、と思います。

このサイトでは他にもいくつかのページを作りました。

日常に潜む頭痛のリスクについて書いた「リスク回避」、有効なストレッチを記載した「ストレッチ」、姿勢や骨格との関係を説明している「骨格リスク」、一日中パソコンを触っているあなたに読んでほしい「座り方」のページもあります。お近くでカイロプラクティック院を探してみようかしら、と思われた方は「院の選び方」もよろしければご覧下さい。

最後に

私自身は基本的には肩こりも頭痛もなく日々を生きていますが、実はカイロプラクティックの専門学校の学生時代に頭痛を体感した事があります。

と言っても短い期間ですが、当時はちょうど頚椎の矯正を学んでいる時期でして、学生同士でお互いの首を貸し合って練習していました。同じ学生の立場でもやはり上手い下手はありますから、下手な人に変な矯正をうけると、後で良くない影響が出ることももちろんあります。

私もある人に首を貸した後で頭痛が起こったことがありました。お互いに練習ですからそこから学ぶことももちろんありますが、なかなかつらかった記憶があります。頚椎の不具合が頭痛につながる事を身をもって体感した訳です。

幸い吐き気をもよおしたり、嘔吐することはありませんでしたが、ひどい片頭痛の方はあの時の私の何倍もつらいのだと想像すると胸が痛みます。

最後にもう一度言いますが、頚椎を良い状態に戻して、それをキープする事ができれば、ほとんどの頭痛は予防することが可能です。

私の院にもこれまで頭痛を主訴に来られた患者様はたくさんいらっしゃいましたが、ほとんどの方がつい最近頭痛が始まったというわけではなく、ある程度の期間に渡って苦しんでこられたという方たちでした。私の立場としてはもっと早く来てもらえれば・・・・と思ってしまいそうなところですが、ほとんどの方がこう言われます。

「どこに行けばいいのか分からなかった」

確かにそうですよね。私たちには常識でも、一般の方は知るはずもありません。

「薬を飲む」以外の方法や可能性を知らないまま、キツい薬を常用してなんとか頭痛と共存している方が今現在も現実にいらっしゃると思うと私としてはとても残念な気持ちになります。

さらに悲しいことに、これは頭痛に限りませんが明らかに頚椎の問題に由来する症状で困っているにもかかわらず、病院では「特に異常なし」とされて最終的には心療内科にたどり着いた、という方も実際に少なからずいらっしゃいます。

もちろん、あなたの頭痛がカイロプラクティックの施術に反応するタイプのものかどうかは実際に施術してみないと分かりません。それでももしあなたが頭痛のない日常を取り戻したいのであれば、ひとつの方法としてやってみる価値は充分にあると思うのですよ。

これは良くも悪くもですが、人はどんな症状で苦しもうと、本当に良くなってしまえば忘れてしまうものです。

あなたの頭の中から頭痛という言葉や概念が消え去って、いつか「ああ~そういえば昔は頭痛で苦しんでた時期もあったっけ・・・・。」

と他人事のようにふり返れる日が来る事を願っています。

大阪市平野区の整体院 カイロプラクティック・ブリ-ズ  井上省二

tel:06-6792-7531 お気軽にお電話下さい。

カイロプラクティック・ブリーズのホームページはこちら