踵、足の裏の痛み
足の裏や踵に痛みを訴える方は意外にいらっしゃいます。年齢的には特に40代を越えると顕著に増える印象があります。
踵や足の裏の痛みの原因としては足底腱膜炎がメジャーですが、足根骨や中足骨の関節の不具合なども歩行時の痛みの原因となります。他にも踵に骨棘が出来ることでも痛みを生じますが、この場合は徒手療法的に改善するのは難しいかもしれません。
体を調整することで足にかかる負荷のバランスを変える事は出来ますが、骨棘を削ることは出来ないからです。
足底筋膜炎
足の裏には足底筋膜という筋膜が張っています。足底筋膜炎ではこの筋膜の踵への付着部や、足底筋膜そのものが痛みの原因となります。
足底筋膜炎という名称が付いていますが、実際には炎症は関係のないケースがほとんどです。多くの場合、炎症ではなく変性が原因となります。変性というのは分かりやすく言えば、劣化や老化の事です。
私たちは足裏で重力と接していますが、緩衝作用の少ない足の構造はリスクとなります。つまり足のアーチが高すぎたり、低すぎたりしても足底筋膜にはストレスを与えます。さらに足底筋膜の繊維はふくらはぎの筋肉から延長したものですので、この下腿エリアの筋肉の堅さも足裏の堅さにつながります。
加えて股関節や骨盤のゆがみから、そもそも片方の足により負荷がかかるバランスになってしまっている方も珍しくありません。当然そのような歪みによって、より負荷がかかる側の足底筋膜は大きなストレスにさらされます。
治療への道筋
治療においては上に挙げたような足底筋膜に負荷を与えるような要素を可能な限り消していく必要があります。もちろん下腿のストレッチや、足底筋膜自体を柔らかくする事も必要です。さらに両足にかかる負荷を均等にするために、体全体を調整した方がより良いでしょう。
足根骨や中足骨の問題
足には意外にたくさんの骨や関節がありますが、本来の位置からずれてしまったり、関節が正常な運動をできない状態になれば、加重や歩行によって痛みを生じる原因となります。
完全にずれてしまえば脱臼ですが、レントゲンで異常はなくても実際に痛みや不具合を訴える方はたくさんいらっしゃいます。これは関節の微少なずれや、運動障害が痛みの原因となることを証明しているとも言えるでしょう。
治療への道筋
関節のずれや運動障害を徒手的に正常な状態に戻していきます。そのために特殊なテーピングを用いることもありますし、お家でのちょっとしたリハビリが必要になることもあるでしょう。
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