体をかがめる時に腰を痛める方は多いですよね。
何か重いものを持ち上げる時だけでなく、単にちょっとした物を拾う時、または寝転がった状態から起き上がる時などでも痛める時は痛めます。
腰は下半身とのバランスの中で、上半身を支えています。
特に何か重い物を持っていなくても、常に腰は腕や頭、胸郭の重みを支えているのです。
ゆえにちょっと屈んだだけでも痛める事があるわけです。すでに腰は荷物を持っているから。
だからこそ私たちは日常では気を付ける必要があります。
実は腰を痛めにくい体の使い方というものも存在します。
コツはとても簡単ですよ。
とにかく腰椎を屈曲させない、簡単に言うと腰を丸めない事です。
腰は真っすぐなままで、股関節を曲げるのです。
この時のポイントはお尻を後ろに突き出してバランスをとる、という部分です。
何か重いものを持ち上げる時も、やはり同様に腰は曲げずに真っすぐな状態をキープしましょう。
お仕事でどうしても、危険な状態で屈まないといけないという方は、周りにある物を上手く利用しましょう。
体の一部をどこかに当てれば、ストレスを分散させる事が出来ます。
例えば何らかの施設で働いていて、ベッドのシーツを何枚も取り替えないといけないという方は、
脚の一部などをベッドに接触させて、体重を何パーセントかでも預けることが出来れば、腰にかかるストレスは減少します。
前や後ろに接触できるものがない場合でも、もし横に壁でもあれば、体を壁に押し当てながら体を屈める事で、若干ですが腰へのストレスは減らす事ができます。
とにかく周りにあるものは上手く利用しましょう。
モノは文句を言いませんし、たとえ壊れても替えがききます。
とは言え、どんなに気を付けていても疲労が蓄積すれば、痛めてしまう事はあるでしょう。
というところで私たちの出番です。
蓄積されたものがラインを越える前に、ぜひとも体のケア、調整をお勧めします。
もちろんラインを越えた後で来院されても、私はベストを尽くさせて頂きます。