「整形外科に診察してもらいに行ったら、体も触らずに歳のせいにされた」
というお話はご年配の患者様からよく伺います。
別に整形外科の先生を批判する意図はありません。
むしろ保険診療が受けられる場所が患者様に貢献できていないケースが多いほど、私たちが仕事をする機会や余地も生まれるわけですから。
ただ患者様の立場になれば、全て「歳のせい」で片付けられてしまうと、やるせないですよね。
若返りの薬でも処方してもらえるのであれば話は別ですが。
私の意見を言わせて頂ければ、個人的には歳は直接的には関係はないと思っています。
老化による組織的な変性は問題にはなりますが、若くても変性が起こっているケースもあります。
もちろん常に難しい症例というものは存在しますが、それは患者様の「歳のせい」にして片付けられるものではありません。
80代を越えておられる患者様でも、施術に対して反応がいい方もいらっしゃいます。
そもそも患者様を癒す立場の私たちがそのような先入観を持ってしまったら、治せるものも治せなくなってしまいます。
どうかご年配の方もあきらめないで下さい。