なぜ筋肉は硬くなるのでしょう?血流が悪いから?それもあります。
動かさない事で柔軟性がなくなってくる?それもあるでしょう。
筋肉も生きものですから。しかし原因として挙げられる事がもうひとつあります。
ハイパーアクトです。
私たちの筋肉は神経伝達によって働きますが、リラックスして完全に脱力している時でさえ、ある程度は筋肉は緊張しています。
これは神経の働きによって無意識下で行われていますが、完全に緊張を失うと筋肉はダランと垂れ下がります。
顔面神経がマヒした時のようにです。
つまり私たちの筋肉は常に、ある程度は緊張しているという事です。
もちろんそれは正しい事、正常な事なのですが、過ぎたるは及ばざるが如しという言葉がありますね。
この筋肉の微緊張とでも言うべき働きが、度を越してしまう事があります。
神経が必要以上に働いてしまうのです。これがハイパーアクティビティです。
このような状態に陥ると、筋肉は必要以上に緊張してカチカチになってきます。
もちろん仕事が終わっても途切れることはありません。
しかしこの問題のやっかいなところは、無意識下でオートマチックに行われている、という部分です。
だからこそ、体の神経のオン、オフは意識して切り替える習慣を持つ事が重要なのです。
方法は色々ありますよ。
湯船にゆっくり目に浸かるとか、仕事が終わったら頭も切り替える、安らぎタイムを作る、好きな事をする時間を作る・・・・
オフモードになれば何だっていいんです。何度か深く深呼吸をするだけでも、副交感神経は働きます。
みなさん、ハイパーアクティビティにどうかご注意を。