背中が丸くなってしまった年配の方を見て、思う事はありませんか?
この人はいつを境にこんな背中になったしまったのだろうと。
実際には少しずつ、徐々に背中は丸くなってしまうものです。
骨粗鬆症などから背骨の椎体部分が潰れる、または脊椎の疾患などでも背中は丸くなったりしますが、通常のケースでは自分でも自覚がないうちに進行していきます。
生活習慣やその方の姿勢パターンの乱れ、誤った座り方や体の使い方のクセなど、あらゆる要素が原因となりえます。
みなさんは日常の生活の中で、出来る限り丸くなる時間を作らないようにしないといけません。
立っている時や座っている時はもちろんですが、眠っている時も極端に丸くなるのはお勧めしません。
横向きで寝るのは構いませんが、出来るだけ背中はまっすぐに近い状態で、股関節も曲げすぎないようにしましょう。
もちろんリラックスできる範囲で構いません。
体勢を気にするあまり、快適な眠りが妨げられるようでは本末転倒ですから。
ただ根本的に私たちは丸くなる生きものだ、という事は憶えておいて下さい。
普通に無意識に生きていれば、ある意味では歳を経ると背中は丸くなってきて当然なのです。
だからこそ意識的に重力のストレスに負けない習慣やクセを身につけておく事に意味や価値があるのです。
いやいや、年を取ったら背中真ん丸のおじいちゃん、おばあちゃんで結構ですよ、という方には何も言いません。
しかし、いくつになっても綺麗な姿勢、背骨でありたいという方はぜひとも良い習慣、クセを持ってくださいね。